サプリで活性酸素を除去


■サプリの養生法は、あくまでも補完的なもの。
食養生・水養生・運動養生に優るものではありません。
「人生も健康も、“習慣の織物”です。」


■活性酸素をやっつけろ!!!
<活性酸素は、あらゆるの病気の原因物質の一つです・・・>

健康体を維持するも、老化は着実に進みます。
免疫力も、青年と70代の老人とを比較すると約6分の1に低下します。
また高齢者ほど病気の罹患率が増えるため、超高齢化社会では“健康養生法”の工夫が求められています。
サプリメントもこれと歩調を合わせるかのように、需要もますます増える傾向にあります。

最近の研究では老化も病気も“活性酸素”が主な原因であることが分かってきました
活性酸素は体内の組織、臓器、器官にストレスを負わせているのですが、これが酸化ストレスで、病気や老化の元凶なのです。

酸化ストレスを押さえ込むのが“抗酸化物質”ですが、これをキーワードにした各種のサプリメントが多く販売されています。

“醗酵米ぬかサプリ”・・・も抗酸化物質を含むサプリメントですが、免疫力の向上と老化の予防に抗酸化物質が欠かせないからです。

さらに老化の予防では、遺伝子が収納されている染色体の末端に“テロメア”と呼ばれるのDNA配列があり、このテロメアが細胞分裂のたびに短くなり、一定の長さより短くなるとゲノムの安定が崩壊し、細胞は分裂を止め、老化の方向に進みます。


細胞の老化が始まると、細胞内に200個ほどあるミトコンドリアの機能が低下し、余分な活性酸素の産出が増えるのです。
これにより体内に活性酸素が過剰に発生するため、高齢者においては酸化ストレスのダメージを受けやすくなり、結果的にさまざまな病気の罹患が現実になります。


健康への近道は、活性酸素を過剰に産出させない、酸化ストレスに強いカラダをさまざまな養生法の実践によって獲得する以外にないのです。

活性酸素は素早く反応するため、タンパク質や脂質、糖質(炭水化物)、やDNAを酸化させ、変異、劣化よって細胞や組織、器官を損ない、カラダのいたるところにダメージを与えることになるのです。

呼吸する酸素の1%が活性酸素になると言われています。
運動はカラダの生理代謝を高め、免疫力の向上にも役立つのですが、特に激しい運動の後では、食養生や水養生、サプリの切な活用で、活性酸素への素早い対応が望まれます。



<最強・最悪の活性酸素は・OHです・・・>
呼吸で得た酸素の95%以上はミトコンドリアがエネルギーを作り出すために用いられます。
残りのほんの僅かな酸素が4種類の活性酸素になります。

スーパーオキシドイオン、過酸化水素、一重項酸素、ヒドロキシラジカルがそれで、中でもヒドロキシラジカル(・OH)が一番の強敵で、酸化力が最も強いのです。

ヒドロキシラジカルは、糖質、脂質、タンパク質、核酸等のあらゆる化合物とたちまちのうちに反応することで、ガンや生活習慣病や老化を早める危険度の高い活性酸素です。

・OHは存在時間が100万分の1秒で、その影響範囲は15ナノ前後と短いのですが、これを分解する酵素が存在しないらしいのです。
このため遺伝子や細胞膜が直接ダメージを受けるリスクが高まるのです。
この曝露状態が頻繁に続けば、ガンや万病の元ともなりかねません。


<活性酸素に立ち向かう最強の生物は植物です・・・>
紫外線に晒されても場所を移動することが出来ず、このため酸化ストレスから自らを守るために、体内に抗酸化物質を産出するのです。
近年ファイトケミカル(植物生理活性物質)が注目を浴びていますが、植物の抗酸化ストレスは、このファイトケミカルが主役なのです。


人間が活性酸素に曝露し続け、酸化ストレスの処理を怠ると、ガンは勿論のこと生活習慣病のほか、ありとあらゆる疾病に罹患する可能性が高まるのです。

何が何でも活性酸素の害を抑える工夫が必要なのです。
それにはまず食事です。
食養生が優先される意味はここに有ります。

にも拘らず、バランスの崩れた食事や食の質を軽んじる生活ぶりが増える傾向にあります。

そこで外食やバランスの崩れた食事を続けられる方には、抗酸化物質を含むサプリメントがお勧めとなるのです。
勿論サプリの選択には効果と安心と安全の条件があるのですが・・・。


<活性酸素を防御するカラダ・・・>
カラダは事前に活性酸素の発生を抑制し、除去する能力を有しています。
しかし、その除去能力をオーバーする活性酸素を日頃の生活から惹き起こしているのです。

よく知られるところでは、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)やグルタチオン、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼなど、活性酸素を除去してくれる優れものたちです。
ビタミンCやEも抗酸化ビタミンです。ベーターカロテンやフラボノイド、ポリフェノール類、最近ではアスタキサンチンも活性酸素の除去に働く抗酸化物質として認知されています。

このほかセレニウムなどの微量ミネラルの金属イオンも抗酸化物質としてサプリなどに用いられ、ガンの抑制に役立つミネラルの一つに挙げられています。但しこの種のミネラルは他のミネラル成分やビタミン群と共に働き、酵素反応を促進させてガンに立ち向かってくれる物質です。


<カラダの炎症反応に要注意・・・>

体内で起こっている炎症反応には注意を要します。
特に高齢者においては小さな炎症も慢性化し、重篤な病に進展する可能性があります。


急性炎症、変質性炎症、滲出炎症、血管性炎症、線維性炎症、化膿性炎症、カタル性炎症、出血性炎症、腐敗背炎症、壊疽性炎症、肝炎、腎炎、腎盂炎、膵炎、膀胱炎、膣炎、子宮内膜炎、心内膜炎、肺炎、脳炎、骨髄炎、皮膚炎、気管支炎、関節炎・・・等など。
些細な炎症でも高齢者にとっては、健康を害する重要なシグナルとして判断しましょう。

炎症が発生したら迷わず医師の診断を、、、。
食養生では野菜・穀類・根菜類などの抗酸化食材を摂りましょう・・・。
砂糖を豊富に使ったスイーツや牛乳の類はお勧めできません。


<植物性の食材や抗酸化サプリを摂り続けよう・・・>
活性酸素を除去してくれる食物では野菜・穀類・根菜類などが優れています。
勿論果物や種子、ナッツ類、お茶、最近話題のユーグレナなども抗酸化力が働く食材です。
ポリフェノールなどを豊富に含む食材もお勧めです。

活性酸素を除去してくれるサプリには、ビタミンやミネラル以外のファイトケミカル群で作られる場合が多いのですが、抗酸化作用の強い成分に、他の化学合成物や精製した成分を混ぜると、思わぬ害や副作用の心配が生じます。

高齢者は肝臓の機能が低下傾向にあり、このため解毒する力が劣って来ます。これは高齢者になると細胞内のミトコンドリアの働きが低下するためであり、その結果活性酸素による酸化ストレスが増大することになります。
加齢と共に活性酸素に対して、食養生と良質のサプリメントで対処することが不可欠となります。

 

参考図書
・サプリメント・機能性食品事典 吉川敏一編/講談社
・サプリメント・機能性食品の科学 近藤和雄・佐竹元吉著/日刊工業新聞社
・健康寿命を伸ばす 杉本正信・古市泰宏著/東洋出版