LDL、心筋・脳梗塞の予防に


■酒粕の効能、“ためしてガッテン”で解明される・・・

酒粕にはコレステロールの減少を実現してくれる働きがあります。
NHKの“ためしてガッテン”で、酒粕の効能が解明されました。その驚きの健康効果は半端なものではありませんでした。
酒粕を液状にして毎日50gを1週間飲み続けた結果、LDLコレステロール値は8ポイント以上も減少したのです。


酒粕に含まれる有効成分の中で、“レジスタントプロテイン”がLDLコレステロールを減少させることが分かりました
レジスタントプロテインは消化されにくい蛋白質という意味ですが、この物質は脂肪を吸着し、消化吸収されることなくカラダの外に排泄するのだそうです。
その結果、便の中に脂質が増えてスムーズに出やすく、快便となるのです。

醸造の過程で多くの蛋白質は分解されてアミノ酸に変化するのですが、このレジスタントプロテインは酒粕のなかに残り、剥き出しとなって油脂と接着しやすい状態で凝縮されているのです。
つまり酒粕食品を常備食とすることで、ダイエット効果を得る事にもなるのです


■酒粕は、血液をサラサラにしてくれる・・・
酒粕は、前述のようにコレステロールと脂質の関係を改善してくれます。
血液の脂質異常が改善されることで、心筋梗塞・狭心症・脳出血・脳梗塞のリスクが激減します。

酒粕には悪玉のコレステロールの生成を抑え、脂質の酸化を予防してくれます。
余分なコレステロールを肝臓に戻す働きがあり、動脈硬化の予防に一役買っているのです。

悪玉コレステロールは、血管の内側に溜まるアミノ酸の一つであるホモシスティンが、血管壁の蛋白膜を破壊するのですが、酒粕には抗酸化成分の働きにより、血質をサラサラにすることで、この悪玉コレステロールと血栓の害を抑制してくれるのです。

 

■酒粕は、脳梗塞を予防してくれる・・・
酒粕は脳梗塞の原因となる血栓を溶かす酵素を合成してくれます。つまり酒粕を食することで血液の流れがスムーズになることを意味しています。

血管内の傷は血小板が集まって傷口を塞いでくれます。傷が癒えると血管の内皮細胞からウロキナーゼなどが放出され、プラスミンというタンパク質分解酵素を作って、血栓を溶かして梗塞を防いでくれるのです。

もちろん老化現象によっても動脈硬化や血栓が生じ易くなります。
酒粕にはウロキナーゼによって活性されるプラスミノーゲンや、プラスミノーゲンに働いて血栓を溶かす物質まで含まれているのです。
酒粕を食材に摂り入れることで血栓予防に大いに役立つことになります。


■酒粕は、動脈硬化を予防する・・・
脳梗塞も心筋梗塞も動脈が硬化し、血管内部にコレステロールなどの脂質が溜まって血管内が詰まり、血流が悪くなったり、あるいは破裂したりして組織や臓器を害し生命の危機をもたらします。

動脈硬化の予防には、血液中のコレステロールを抑制することが不可欠ですが、酒粕には血清や肝臓中のコレステロールを上昇を著しく抑制することが解明されています。

さらに善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすことも確認されているのです。

月桂冠総合研究所では、ラットの実験により、酒粕が血清や肝臓中のコレステロールの上昇を著しく減少させることを確認しています。
さらに脂肪の吸収を抑える働きもあり、肝臓の脂肪量も減少する事が判明しました。

酒粕は、動脈硬化の予防に大いに役立つ機能性食品として役立ちます。


■酒粕は、心筋梗塞を予防する・・・
心筋梗塞は心臓の冠状動脈が硬化し、血液の流れに不都合が生じます。
脳梗塞と同じような症状が、心臓に血液を送る環状動脈で起こるのです。酸欠と栄養不足が生じるとその部分の心筋は壊死し、呼吸困難や意識障害起こって、死因にもつながります

その原因として血栓や悪玉コレステロールが血管内に付着し、血流の流れを妨害することが上げられます。
予防策としては悪玉コレステロールを減らすことに尽きます。
冠状動脈硬化は老化とともに増えますが、血流と血質を良質にし、血管の詰まりを改善予防すれば心筋梗塞は防げるのです。

月桂冠総合研究所の川戸博士らは、ラットの餌に“酒粕”の乾燥粉末を加えてその働きを観察しました。その実験結果から、酒粕には血清や肝臓中のコレステロールの上昇を著しく抑えてくれる成分である“レジスタント・プロテイン”の強力な働きを発見しました。

■酒粕粉末の成分は72%がタンパク質で、お米の約9倍の量です。
米には消化されにくいタンパク質が含まれており、また麹酵素にも消化されにくいのですが、ところが酒粕に加工されることで酒粕中のタンパク質が消化吸収されることが分かりました。

酒粕中のタンパク質は米のタンパク質が濃縮したものではなく、日本酒が醸造される過程で醗酵微生物の働きにより米タンパク質の構造が変化して、消化酵素の働きが受けやすくなり、酒粕固有のタンパク質が生じたものと考えられます。

また酒粕は酵母菌の酵素により酵母タンパク質が加わって、必須アミノ酸量も米より上回る結果となり、栄養価が改善向上したのです


この酒粕粉末を摂食することで総コレステロール値は低くなり、善玉のコレステロールが増えるという実験結果から、酒粕にはコレステロール上昇抑制効果物質が産出されていることになるのです

秋田大学医学部の研究では、酒粕はコレステロールを下げる最も効果的な食品として紹介しています。
酒粕には血液の塊を溶かす酵素ウロキナーゼの合成を促進する酵素が働いていることも確認されており、心筋梗塞の予防に効果的な食品と言えるのです。