酒粕は老化防止に役立つ


■酒粕は、抗酸化パワーでアンチエイジング・・・

酒粕は老化をゆっくり整えてくれる抗酸化作用が働きます。
病気の元凶は活性酸素と言われ、その影響範囲や200種以上の症状に関係すると藤田紘一郎博士は著書で述べておられます。

この活性酸素の働きを如何に抑えるかがアンチエイジングの決め手となるのです。

酒粕にはグルタチオンとフェルラ酸が活性酸素を除去する抗酸化物質として多く含まれているのです。
カラダにはSOD(スーパーオキシド ディスムターゼ)と呼ばれる活性酸素を除去する酵素が膵臓から放出されていますが、このSODホルモンが円滑に働くため抗酸化物質の補給が不可欠なのです。

酒粕に含まれるグルタチオンとフェルラ酸が活性酸素を除去し、有害物質を解毒し、免疫力を増強し、紫外線からカラダを防衛すると共に、さらに酒粕には老化に負けない身体を作る物質が豊富に含まれているのです。

酒粕のイロハのページでもご案内の通り、酒粕に含まれる成分と働きは大変優れています。

例えば レジスタントプロテイン(コレステロールの抑制効果)、プラスミノーゲン(脳梗塞予防)、γ―アミノ酪酸(血圧上昇抑制)、フェルラ酸(免疫力アップ)、グルコサミン(ガンの副作用緩和)、グルタチオン(肝障害予防)、ACE阻害物質(高血圧改善)、プロリルエンドペプチターゼ阻害物質(痴呆症の予防)、S-アデノシルメチオニン(うつや不眠症の改善)、カテプシンL阻害物質(骨粗鬆症予防)、アデノシン(更年期の症状改善)などの働きがあります。

■酒粕は、ボケや痴呆症を予防・・・

加齢とともに物忘れが進み、痴呆症が気になります。
老化による脳の神経細胞が減少する事が原因のようですが、脳血管の流れが悪くなって発症する痴呆症や動脈硬化が原因のものもあり、活性酸素の除去を促す抗酸化物質を取り入れ、脳を活性化することが欠かせません。

そこで酒粕です。
酒粕には、カラダの過剰な酸化を抑え、活性酸素を無害にしてくれるフェルラ酸が豊富に含まれています。
フェルラ酸は玄米の表皮に多く含有する物質です。

また学習記憶能力をアップさせるペプチド(蛋白質をアミノ酸に分解するときに生成される物質)が発見されています。
バソブレッシンなる神経ホルモンが順調に働けば問題なしですが、このバソブレッシンの働きをPEP(プロリルエンド・ペプチターゼ)という酵素によって分解されると、記憶や学習能力に障害があらわれ、痴ほうの発症にもつながります。

近年大手酒造メーカーである月桂冠総合研究所、このPEPの働きを阻害するペプチド(蛋白質)を日本酒や酒粕の中から3種類も発見したのです。
さらにうつ病や不眠症に有効に働くS-アデノシルメチオニンも痴ほう症にも効果があると報告されているのです。


■酒粕は、骨粗鬆症を予防・・・

日本人の平均寿命は伸び、女性は86歳、男性は80歳。何とも喜ばしいことには違いないのですが、健康寿命では女性78歳、男性74歳となり、シッカリとした健康を維持できる年齢は大幅に低いのです。

その間に何が起こるか・・・。
厚生労働省は運動機能が衰える老齢者を対象に“ロコモーティブ・シンドローム”の対策を打ち出しています。

加齢とともに骨密度が低下しやすくなりますが、特に女性では閉経後のホルモンバランスが崩れやすいことから“骨粗鬆症”が心配されます。

骨は、骨を作る“骨芽細胞”と骨を分解する“破骨細胞”のせめぎ合いです。
骨を作るにはビタミンD3やカルシウム、副甲状腺ホルモンなどが必要で、食品や日光浴、運動などで骨芽細胞を活性化する必要があります。

一方骨粗鬆症の原因となる骨の分解では、カテプシンLという酵素が分泌されて骨を弱くします。このカテプシンLの働きを抑える事が出来たら骨粗鬆症を予防する事が出来るのです。
月桂冠総合研究所が麹の中から、カテプシンLの働きを抑える物質を3種類も発見したのです。そしてこの抑制物質は酒粕の中にも見つかったのです。

さらにこのカテプシンL阻害物質は、予想以上に強力に働く事が分かったのです。
通常骨粗鬆症の治療薬には、子宮内膜症や乳がんなどのリスクが高まるようですが、酒粕には副作用が無く、毎日食べてこれらの病気を予防する事が出来るのです

酒粕を工夫した健康食品を生活に取り入れ、軽めの運動を定期的に行ない、積極的にカラダを動かすことで骨粗鬆症を予防する事が出来るのです。


■酒粕は、うつ状態を改善・・・

現代病の一つで、5人に1人が罹患すると言われる“うつ病”ですが、体内のS-アデノシルメチオニンの減少が確認されています。
この物質はカラダの全ての細胞で作られている物質で、神経伝達物質の生成に関わっているとされています。
この物質を増やす研究がなされていますが、酒粕にはこの期待されるS-アデノシルメチオニンなる物質が多く含まれているのです。

酒粕に含まれるS-アデノシルメチオニンが、脳内神経伝達物質であるドーパミンやセロトニンの代謝活性を促しているのだそうです。
このS-アデノシルメチオニンは、欧州ではうつ病の治療薬として用いられていたり、関節炎や不眠症に効果があることも確認されています。

藤田紘一郎医学博士は、うつ病を腸内細菌との関係から、排泄された糞便量から伺い知ることが出来ると言われます。
脳の神経伝達物質であるセロトニンは、ヒトを幸福にさせる“幸せ物質”ですが、セロトニンの前駆体の90%は腸で作られているのです。
その製造者は善玉の腸内細菌です。そしてその排便の半分は腸内細菌とその死骸です。
つまり便の量が多いほどセロトニンは多く作られた事になるのだそうです。

うつ病を改善してくれるS-アデノシルメチオニンですが、日本酒を多飲するよりも酒粕を食べる工夫をすることが、何よりもお奨めの養生法とります。


■酒粕には、パーキンソン病治療薬と同じ成分が含まれる・・・
酒粕にはパーキンソン病の治療薬と同じ成分が含まれています。
1817年ジェームス・パーキンソンが報告したパーキンソン病ですが、日本では毎年7万人程度の人が発症します。
40歳ごろから発病されるケースが多く、手足の震えや筋肉の硬直、鈍い動き、さらに進行すると無表情で笑顔がなく、低い声で話し、言葉も不明瞭になります。

脳神経の異常と判断できますが、神経伝達物質であるドーパミンの産生量が減少し、神経間の伝達に不都合が生じます。
これがパーキンソン病ですが、運動失調の症状が出てしまうのです。

A10神経のドーパミン量が欠乏して神経伝達機能が低下するのですが、この治療薬として用いられるのがL・ド-パーと言う薬です。

このL・ド-パーが酒粕の中にも含まれているのです。
日常的に“酒粕”を摂食するにはレシピに悩むことになりますが、健康食品として加工されたものなら手軽ですので、これらの活用をお奨めします。