酵素と血管血液の関係


■酵素と血液、血管との深い関係・・・

ある種の酵素には血液をサラサラにする働きが有りますが、この機能が毛細血管にまで生かされます。
微小循環といわれる毛細血管の血流が円滑になることで、血液に含まれる各種の栄養素や酸素、ホルモンなどを必要とされる器官や臓器に送り届けます。

体温の調整にも欠かせない微小循環ですが、体内に発生した老廃物を肝臓や腎臓、肺に送り届けてくれます。
血管の果たす役割のうち93%が毛細血管なのです。


この血管の働きと血質を整える重要な役割が、食物に含まれる酵素の役割でもあるのです。
血管内で赤血球が重なった状態の写真をよく見かけますが、問題のある赤血球は重なっています。これを連銭形成と言います。
重なることで毛細血管と通過することが出来ず、酸素や栄養素を運べなくなるのです。

勿論この危険な状態を解決する手段は身近にあります。
食養生の一つである食べ物から酵素やファイトケミカルを毎食の習慣として食することです。

しかし血液がこの連銭形成の状態から脱することが出来ず、日常的に酵素を補給できなくなると様々な病気を惹き起こします。

呼吸酵素を発見したノーベル賞・医学生理学賞受賞者のワールブック博士は、発ガン酸欠説を唱え「ガンは、まず酸素のないところに生じる・・・」と言っているのです。

赤血球の連銭形成を解消し、予防するチカラは酵素にのみ存在します。
その代謝酵素は食物酵素から得られますが、その酵素を含有するのは和食にぴったりの「生の食材」と「醗酵食品」なのです。


■酵素は熱に弱い・・・
酵素が活発に力を発揮する最適温度は体温が38℃~40℃です。

タンパク質は60℃を超えると凝固します。このため酵素の骨格の殻がタンパク質で出来ていることもあって、高温で処理された体外酵素はその働きがほとんど役に立たないようです。
48℃では2時間で効力を失います。
50℃では20分で効力を失います。
53℃では2分で酵素の働きが失われます。

近頃流行っている「野菜の50℃洗い」は理にかなっています。
酵素活性の最適温度で洗うと、食物酵素が俄然活性化し、新鮮になるのです。
逆に冷凍野菜なども酵素の働きを低温で封じ込めているので、常温に戻せば酵素の働きが再び得られるのです。

加工食品に酵素が含まれない理由は、食材が熱処理されているからです。
熱処理された食品を日常的に摂食し続けると、心臓病や動脈硬化、大腸がん、肥満、子血圧、糖尿病などが確実に襲ってきます。

欧米化の動物性食品を中心とした食事は栄養素が偏り、中でも酵素やファイトケミカル、食物繊維の不足が指摘されています。

人間は火を発見して以来、食べ物を加熱して食べることを覚えました。
この結果酵素が破壊された食物を食べることによって、消化酵素が過剰に使われることになります。結果的に代謝酵素の量が少なくなり、希望する健康なカラダから遠ざかることになるのだそうです


■酵素の産出・・・
腸内細菌によって作られる酵素以外の体内酵素は、全ての細胞内のDNAの指令により、必要とするタイミングを見計らって遺伝子によって作られているようです。

副交感神経が働く睡眠中に細胞核の中に作られ、その前駆体は必要なときに活性化されて使われます。
タンパク質の分解酵素だけでも9千種以上が存在し、アミノ酸に分解され、再度合成されるのです。

このときにも酵素の働きが欠かせないのです。絶え間なく働き続ける酵素ですが、その寿命は意外と短く数時間のものから数十日で死滅したり、さらにアミノ酸に分解され再利用されたり、一部は排泄されつつ、生滅を繰り返しているのです。

体内酵素は年齢と共に産出能力が減少し、成人のころがピークで、40歳を超えると急激に減少するため、代謝酵素が働かず体力の低下を実感することになるのです。

酵素の生産量は遺伝子によりそれぞれ一生の生産量が決まっているのだそうです。
この体内酵素の生涯の酵素量を潜在酵素と言い、この生産能力を大切に守る生活こそが病気と縁を切り、長寿への切り札となるようです

特に高齢者の酵素産出力と活性力は低下するため、酵素の無駄遣いを戒めつつ、食生活の見直しが迫られるのです。

中年以降は腸管免疫を意識した酵素を多く含む生菜食を多くとり、発酵食品を食事に加えることで腸内環境が整い、腸内細菌叢が充実することで免疫力の低下を補うことが出来るようなのです。