ファイトケミカルの効能


■ファイトケミカル(植物化学物質)の発見と効能・・・
<野菜や穀類に確認された新たな働き・・・ファイトケミカルと酵素に有り・・・>

私たちの身近にある食べ物には、従来考えられていた栄養素以外に、未だその働きが正確には解明されていない有効な物質があります。
日常食べている食物では、ビタミンやミネラル、糖質、脂質、蛋白質のほか、食物繊維などが大切だとされています。
1980年代以降21世紀に入り、強力な抗酸化作用を発揮するファイトケミカル(植物化学物質=植物生理活性物質)が注目を浴びる容認有りました。このファイトケミカルは活性酸素を除去し、体内の酵素反応と共に、生体活性や生体反応を促し、健康維持に役立っていることが判り、近年この分野の研究発表が相次いでいます。

糖質・脂質・蛋白質・ビタミン・ミネラルに続く栄養素を食物繊維とし、その後に健康養生に欠かせない要素として「水」が加えられ、8番目が「ファイトケミカル」、9番目が「酵素」と言われています。

「ファイト」は“植物”の意味で、ケミカルは化学物質です。
つまり植物が持っている天然の化学物質となります。
近年医薬品や健康食品分野で注目を浴びているのが、この「ファイトケミカル」と「酵素」で、健康補助食品の新規参入では、この分野の素材を扱う健康食品がビタミン剤やミネラル剤を上回っているのです。

現在ファイトケミカルは10,000種が存在すると言われています。酵素の種類はさら多く、2万種にも及びます。
ビタミン、ミネラル類の成分では約50種類があり、細分化すると約200の種類ですから、植物群が有するファイトケミカルや酵素の多さには特出したものがあり、これらの働きが解明されるに連れて、植物と人との生命の補完関係が判明するものと思われます。


<ファイトケミカルの働きは・・・>

ファイトケミカルは、主に「抗酸化作用物質」として働きます。

植物生理活性物質として働くファイトケミカルは、体内で他の栄養素と共に複雑な酵素反応を促進し、活性酸素の除去に働き、生体維持活性を促進すると共に、防疫力・免疫力のあるカラダに保つ働きがあることが判明しています。

疾病の発生を抑える目的に限っても、ファイトケミカルは研究の対象になっています。

「植物」は地球上で最も多く活性酸素の有害な影響を受けながらも、たくましく生き続けている生物です。
常に活性酸素と戦っている状態にあるため、防御方法もDNAに記憶されていることになり、この環境が植物の体内で活性酸素を除去する物質を合成する力を育んでいることになります。

私たちはこれらの有効成分を上手く食することで、植物から活性酸素に打ち勝つ抗酸化物質を体内に取り入れることができます。

抗酸化物質が人体に有効なのは、細胞膜やDNAの損傷を緩和する強力な防御作用を発揮するためで、これによって腫瘍など細胞の突然変性を抑制しています。

食物の抗酸化力を現す数値に「オラック値」(ORAC=活性酸素吸着能力)があります。米国で採用されている基準値ですが、野菜のTOP5は、明日葉粉末10700・ケール1770・ホウレン草1260・芽キャベツ980・ウマゴヤシの芽930などで、これにブロッコリーやビート、赤唐辛子、タマネギ、とうもろこし、ナスが続きます。

果物では、プルーン5770・干しぶどう2830・ブルーベリー2400、その他イチゴやラズベリー、梅、オレンジ、赤ブドウ、さくらんぼ等が続きます。


<抗酸化ストレスを予防するファイトケミカルとは・・・>
人体の生命維持や、カラダを活性向上させるために必要となる各種の栄養素の発見と研究は、年代と共に変化してきました。

その働きは考えられていた効能・効果を上回るもので、生命維持には欠かせない物質であることも徐々に解明されてきました。
これらの成分を上手く体内に取り入れるには三度の食事の中に、植物に隠された植物生理活性物質を含む食材を、天然自然の状態で取り入れることが最もお奨めできる方法です。

よく知られていれるファイトケミカルに、人参に含まれる「βーカロチン」などのカロチノイドがあります。赤ワインに含まれるポリフェノールも良く知られています。

現在良く知られているこれらのジャンルですが、ファイトケミカルはおおむね6つに分けられています。

  • ポリフェノール系=アントシアニン、イソフラボン、フラボン、カテキン、リグナン、セサミノ-ル、その他
  • 含硫化合物系=スルフォラファン、アリルイソチオシアネート、その他
  • カロテノイド系=βーカロテン、ルテイン、ゼアキサンチン、リコピン、カプサイシン、アスタアキサンチン
  • 糖関係物質系=βーグルカン、フコイダン、ペクチン、その他
  • アミノ酸類系=タウリン、グルタチオン、その他
  • 香気成分系=オイゲノール、ジンゲロール、その他


天然の素材にこだわった健康食品でも、化学合成で作られた添加物が使用されるケースが多いようです。
また有効成分を単離抽出し、さらに化学合成物として添加する場合と、思わぬ副作用に悩まされることも起こりえます。
天然の状態でシンプルに利用する場合では、体内での消化吸収率や効果も随分違ってきます。

ファイトケミカル群は複合的な相乗の働きによって、無数の化学反応や酵素反応を促進してくれます。
自然のままに体内に取り入れることが何よりも大切です。
健康食品などで単にコストを下げるためとか、流行の添加物を加えることで時流に乗り遅れないとする風潮がありますが、ファイトケミカルは天然自然の状態で取り出し、そのままシンプルに使うことで副作用が伴わない、安心安全の食品として使えるものになります。


<ファイトケミカルが不足する訳・・・>
野菜や穀類等は、昔のものと違ってチカラがありません。これは農地の劣化によるもので地力が衰えているためです。単に土壌の栄養分がたりないだけでなく、静電場の電位が下がっているためと言われています。

つまり肥料を十分に補っても、植物がミネラルなどを上手く吸収できない土壌に劣化しているからです。
このため栄養素を十分に保持していない植物が増え、理想的なファイトケミカルを補給できないことになります。
改善策として、農地改良法に抵触しない範囲で醗酵肥料やミネラル成分の補給、多元素ミネラルの天然鉱石の粉末を散布することもお奨めです。


<ファイトケミカルは血管の弾力性を取り戻す・・・>

抗酸化作用を発揮する大豆や人参などに含まれるフラボノイド系とカロチノイド系の「ファイトケミカル」は、体内に一酸化窒素を増加させ、血管の弾力性や柔軟性を快復させて血液の流れを良好にしてくれ、体の隅々に行き渡る毛細血管より必要な栄養素を全身に届けてくれます。

イグナロ博士は、血管の柔軟性や弾力性を如何にすれば保つことが出来るか・・・、を研究しました。
その答えの一つに「一酸化窒素」が得られました。
博士はこの一酸化窒素の研究で、1998年ノーベル医学生理学賞を受賞しています。

血液の質を向上させ、細胞を若々しく保ち、血管の弾力性を保つことが出来れば、血液と血管に関係する疾患から開放されるのです。
2015年9月には血管の弾力性と認知症の関係がニュースに取り上げられました。
報道によれば、血管が硬くなること認知症の罹患率が高くなるのだそうです。
拡大解釈すれば動脈硬化と認知症の相関関係が読み取れます。

 

<ファイトケミカルの主な効能効果・・・>
植物由来の生理活性物質であるフラボノイドやサポニン・レシチンなどは、近年医療の分野で研究されているものが多く、その効果が解明・実証され始めました。

イソフラボン・フラボノール・フラボン・フラバノン・ゲニステイン・ダイゼイン・ゲニスチン・レシチン・カテキン・ケルセチン・プロアントシアニジンなど医学的にその効果が謳われています。


・ ムコ多糖分解酵素を抑制しコラーゲン合成を促進する
・ ガン細胞の増殖を抑制とガン発生の予防効果
・ 細胞の突然変異の抑制効果
・ 免疫物質を増殖させることにより免疫機能を高める
・ 結合組織を強化する働きがあり、これによって伝染病の感染を予防する
・ コラーゲンとムコ多糖の合成を促進することから血管壁を丈夫する
・ もろくなった血管を修復する。このため血管に関係する病気に効果を発揮する
・ 結合組織の強化により、リウマチなどの膠原病を予防する
・ リウマチの炎症と炎症からくる痛みの鎮静効果
・ 血中のコレステロールの低下を促進する


・ 過酸化脂質の増加を抑制し、動脈硬化を予防する
・ 血栓の形成を予防する
・ 血管の若返りと血流を改善する
・ 血液量を増やす
・ 脳内血流と毛細血管の血行を改善する
・ 血管の痙攣を緩め、心臓疾患、脳卒中を治療予防する
・ 高脂血症を予防する
・ 脳内の酸素欠乏を防ぐ
・ 脳の中枢神経に働き、鎮静と興奮作用を調整する
・ ボケ防止の効果を促進する/アルツハイマーの予防効果の促進


・ 血糖値を低下させる
・ 糖尿病予防の効果促進
・ 肝機能を促進し、肝脂肪を予防する
・ 慢性肝炎の予防効果
・ アルコール代謝を促進させる
・ アルコール中毒症の抑制効果
・ 副腎皮質ホルモンの分泌を促す
・ 免疫力の低下を抑制する
・ 加齢のために収縮した膀胱を広げる
・ 白内障の予防効果、網膜・黄斑部の活性化と眼内脂肪の酸化抑制効果


・ マスト細胞からのヒスタミン遊離を阻止し、アレルギー疾患に有効。
・ 骨密度を増進させ、骨粗鬆症の予防効果を促進させる
・ 天然植物エストロゲンの働きにより更年期障害の緩和
・ 生理不順の改善
・ 副交感神経をリラックスさせ、坑ストレス作用が働く
・ 精神安定作用の促進
・ 脂肪分解作用による体重増加の抑制効果
・ 便秘の解消・改善
・ 腸内腐敗物の軽減効果
・ 美白美肌効果


・ 毛母細胞の活性化による育毛効果
・ 貧血予防効果
・ 細胞内でのエネルギー生産量を増やす。
・ 蛋白質・脂質・核酸の合成を促す
・ 放射線被曝からの害の軽減効果
・ 重金属イオンの毒性を緩和する

健康養生をお考えなら、植物性食品を主な食材とした「朝の野菜ジュース」を取り入れた食生活がお奨めです。
このジュースに「醗酵米ぬかサプリ」を加えると、ファイトケミカルのほか酵素、食物繊維、酵母醗酵などの複合的な働きにより、お腹を整える条件が整います。